高3から高1の勉強を始めた筑駒生が東大模試でA判定をとり、早慶に無対策で合格するものの、狂った東大入試2023に心を討たれる物語
前置き
この記事は、「高2までほぼ勉強しなかった筑駒生の受験記録は需要あるか?」と聞いたら後輩たち等々から相当な反応を貰ったことから、書き残したものである。それ以上でもそれ以下でもないので、軽く読んで欲しい。
タイトルにもある通り、「物語」がメインであるが、それだけではただの自分語りになり、飽きると思うので、読んでくれた受験生が参考になるようなことも含めて書いた。
(あと、結構な人にはてなブログに載せるのはマズいって言われたのだが、なぜでしょうか。)
なぜ高3から高1の勉強を始めたのか
中学生の間は、「スプラトゥーン2」に没頭し、月末世界ランキング9位までに上り詰めた。もちろんその代わり、英語の成績は落ちぶれるばかりであった(数学は好きなので続けていた)。今考えればここからすでに”英弱”であった。
そしてここから、コロナ禍に突入する。学校がなく、やりたい勉強をやり放題のチャンスである。さて、何をやろうか、、、
もちろん「スプラトゥーン2」である。
ただこれでは時間が余る。他に何をしようか、、、
そうだ、映画やドラマを見よう!これが僕に与えたものと言えば、ひとつの趣味と、不規則な生活であった。
しかしまだ時間が余る。ほかにできることは、、、
うん、音楽だな!ここで僕は作曲を学ばず編曲ができるようになってしまった。そして卒業後の今、一から勉強しなおす羽目になっている。
「勉強」はどこに行ったのだろうか。これに気づかず、1年が過ぎた。
だがしかし、そんな僕にも現実を突きつけてくれたのがすだぽんだ。
高1の最後の期末テストで数学で赤点を取ってしまったのだ。
実力がないのに数学が得意だという虚構的信念を持つ自分がいる(みなさんにもいるはずだ。)ことに気づき、僕はここでちゃんと勉強をしようと決めた。青チャートを買った。
そんな時、悲劇が起こった。
――コロナウイルスに感染――
症状は軽かったものの、後遺症が残ってしまった。
「勉強や運動で脳の血圧が上がると頭痛を起こす」というものであった。
当時は、学校に行くことすらかなり辛かった。勉強は20分が限界であった。20分弱の勉強など、0に等しい。結局、治療を経て新高3の3月ごろからやっと1時間以上の勉強ができるようになった。
以上が表題の理由と経緯である。
高34月からの巻き返し
ここから、僕の「勉強(≠受験勉強)」が始まる。
以下、長い物語になるがそこから真似する部分と真似してはならない部分を自分なりに読み取って役に立ててほしい。
高1の範囲すらまともに勉強していないのだから、高2特別考査の成績は散々だった。
数学は、「ベクトルの内積の計算ってどうやるんだっけ」みたいなレベルであった。
実は、先ほど述べた「20分弱の勉強」において、数学や英語をやっても無駄だと気づいた僕は、恐らく全人類初の「受験勉強に古文漢文からとりかかる」ということをしていた。そのおかげで、古文漢文だけは平均を超えることができていた。今考えたらこのアドバンテージはなくてはならないものであった。
これでも僕の下には20人いるという事実に驚きが隠せないのは置いといて、明らかに「落ちこぼれ」である。
この結果を受けて、僕は以下の戦略を立てた。
・英語はもう追いつけないから、偏差値40を切らないようにしよう。
・数学はもともと得意だったのだから、追いつける、いや抜かせるはずだ。
・理科は僕の有り余る才能を信じてまだやらないでおこう。まずは数学だ。
そして、青チャート例題・類題・章末演習→1対1対応と、数学をひたすら進めた。
そして第1回高3特別考査がやってきた。
この時の勉強の経過は以下のとおりである。
・現代文は筑駒のmr先生の授業を真面目に受けた。
・英語は単語と構文のみやった。
・数学はⅠAはもう飛ばし、ⅡBしかやっていない(中学受験で場合の数はかなり自信があったため)。Ⅲは手付かずである。
・理科はほぼ手付かずである。
僕はあまり期待はせず挑んだ。その結果、、、
まず論説文は明らかに点数が上がった。mr先生恐るべし。古漢も安定している。
ここで嬉しいのが、数学ⅠAⅡBが平均以上であることだ。しょうもないミスをしていたが、それでも平均は超えた。これは僕にとってうれしいことだった。
しかし、やはり数学Ⅲと物理化学、なほ英語はひどい。英語Ⅱ2点て。
ただ、返却の際、物理のimizm神先生から言われた一言が、僕を物理の道へと誘うことになった。
「議論や考察はしっかりできているから、理論をしっかりやろう。」
この時僕は物理をほとんど学んでいない。単振動の運動方程式も立てられないくらいだ。しかし、「このばねの運動、円周を使って表せるのでは?」という直感的考察で単振動の周期の1/3を解答できており、そこにimizm先生は注目してくれたようだった。
ここから先は怒涛の数Ⅲ・物化祭りである。
数Ⅲは例のごとく青チャート(例題までで挫折)→1対1をこなした。
物化は駿台予備校の授業を受け、復習し、重要問題集を解いた。
これをひたすら繰り返した。特に難しい参考書は使っていない。
夏休みの前半はコロナ後遺症が再発し、まともに勉強できなかったが、後半は回復し、自習室で謎の断食をしつつ9時間以上は数学と物化の勉強をした。
この時、「英語はもうどうにでもなれ」という覚悟で数理をやっていた。
この決断は、良く、かつ悪かった。
結果として夏休みの終わりには数理はかなり得意になっていたし、好きになっていた。これは大学進学を控えた今、本当に良かったと心から思っている。
しかし、東大さんは英弱を排除する。この時すでに、東大合格からは遠く離れた勉強をしていた。どっちを優先すべきか、それは皆さんに任せるが、少なくとも僕は後悔していない。東大に受かりたいなら英語をやってね。
さて、話は逸れたが、このようにして挑んだ第2回特別考査は以下のようになった。
数理に全振りし過ぎた結果、現代文が亡くなった。古文も怪レい。漢文は良い。
僕は喜び、そして落胆した。
まず、なほ数Ⅱで無双したのはうれしかった。半年前の成績とは見違えるほどだ。
あれ、数Ⅲあんなに勉強したのに。おのれ複素数平面。
英語も、単語と構文だけはやっていたので英語Ⅰは良かった。しかし、当然ながら英作文とリスニング、小説は散々だった。例のごとく2点。
物理。あんなに勉強したのに。化学。あんなに勉強したのに。
僕はここで決心した。
――よし、「受験勉強」を始めよう――
僕はここから、物化の「受験勉強」を始め、”解法”というものを整理し始めた。
数学も新たに新スタンダード演習に挑んだ。
英語は、、、まあいっか!(笑)
このメンタルで勉強を再開した。しかし、ここで忘れてはならないのが文化祭だ。僕にとっては最後である。僕はコント班なので、ネタ合わせに加え、音響担当として「ピンマイクの導入」や「SEの自動化」などの新たな挑戦も並行していた。
もちろんゲームもやった。今思えばこの時が一番本当の意味で「活発」だったのかもしれない。こんな日々を繰り返し、文化祭を終えた。たのしかったな。
と思ったらすぐに期末テストと東大模試である。僕は不安なまま模試に挑んだ。
すると、奇跡が起きた。
人生初の「東大模試A判定」である。
成績を見てわかる通り、数理で英語の「( ^)o(^ )」をカバーできた。
リスニング6/30点でもA判定はとれるらしい。
参考に、夏前半の第1回東大オープンの成績も載せておく。
数学が、夏18点→文化祭直後(11月)89点に伸びたのは自分でも驚いた。
物理はずっと安定しており結局最後まで偏差値60を維持できたのだが、化学で偏差値50を越えたのは初めてだったので、それもうれしかった。
しかし、ここで僕は2つの失敗をした。
①英語の27点から目をそらしてしまった。受験ではやってはいけない、「臭いものに蓋をする」ということをやってしまった。
②数学はもう大丈夫だ!と安心してしまい、勉強をやめた。
この後僕は大好きな物理の勉強に命を懸け、最後の特別考査に挑んだ。
国語はまあ、全く手を付けていない割には普通である。
問題は数学である。1週間以上全く問題を解かなかった結果、すべての分野で平均点を割った。僕はここでバランスよく勉強することの大切さを知った。
英語はもう壊滅的である。過去最悪だ。
そんな中、理科だけは希望が見えていた。
物理は9割弱とれた(筑駒だからこれでも上には上がいるのだが)。
化学も、理論分野は満点で、まだ未習の有機化学が2/30点であったことから理論分野には自信を持てた。ちなみに、なぜ有機が重いのかというと、作問者が”彼”だからである。
ここから僕はひたすら英単語、数Ⅲと物化の演習をし続けた。そして正月が終わった。
あれ?共テ対策してなくね?
僕はここで気づいた...共テ対策を一切していない!!
この時僕は、
・問題形式
・配点
しか知らなかった。難易度どころか共テのためのテクニックなど知らん。しかし、共テは10日後である。嗚呼、人生終也。
僕は共テ対策を始めた。
まず、国語である。選択肢が非常にいやらしい。とりあえず日本から出ていけ。
そして数学である。まあいけるだろと思って挑んだ2022本試験。数ⅠAは96点。数ⅡBは94点。悪くない。しかし僕は知っている。これを本番の緊張感で解けるか?無理だ。おうちでまったり解いて「うん!簡単だァ!」←日本から出ていけ。やめろ。
次に物理。ああ簡単だ。無対策凸決定!
化学。意外と知識問題が難しい。まあいけるだろ。無対策凸決定!
問題の英語。なんだこの超長文は。非常にまずい。初見で60点しか取れない。
過去問を3日間解きまくった。2022本試験で91点取れた。ああこりゃいけるな。
。。。
あれ?共テって700点満点だっけ。
そう、僕はこの時「英語L」と「地理B」を完全に忘れていた。
共テまであと3日間だ。嗚呼、復人生終也。
地理Bの参考書を買った。それを読んだ。そして、、、読んだだけだったわ。
過去問?知らん。2022だけやるわ。58点。うん。終わったな。まあいけるだろ!
共テまであと1日。今は20時だ。じゃあリスニング対策始めるか。
僕は3年分解いた。平均70点。まあいけるだろ!こうして全3時間の対策を終えた。
そして挑んだ共通テスト。緊張もあってかミスを連発した。
国語 168/200(マークミスをしたかもしれない)
数ⅠA 94/100(つまらん)
数ⅡB 90/100(マークミスをした)
物理 90/100(1.5×10^0←うーーん。勢いで10^1としてしまった。雪崩。)
化学 92/100(ほら、対策要らなかった。難しかったらしいね(笑))
英R 72/100(これは英語力ではなく情報処理地獄。難化したらしいね(笑))
英L 78/100(つまらん)
地理B 67/100(つまらん)
∑751/900(83.4%)
足切りは突破。共テ対策など2週間で充分であることが証明された。
ここから僕は2次試験対策をする、、暇がなかった。
なぜならば、まだ一部の範囲が終わっていない=手付かずであったからである。
やっていなかった範囲一覧
物理:原子
英語:英語
あれ?共テは?そう思った皆さん。実は僕はヤマを張って的中させていたのだ。
化学の未習範囲の知識問題は解けない。が、そんな問題は少ないと予想していた。結果として1問しか出ず、しかもその場のノリで正解した。物理の原子も「次元」に注目することでそれっぽい式を立て、正解した。英語?そんな科目共テにはない。「情報」ならあるが。
さて、ここから2次試験であるから、流石にこれらの未習範囲をやらなければならない。でも僕はここで気づいてしまった。
――東大過去問を、解いていない――
僕は未習範囲を未習範囲のまま凸ることに決めた。過去問のほうが大事だ。
おい、東大過去問楽しすぎだろ!僕は過去問演習に没頭した。そして、理科大入試まであと1日となった。対策はしなくていいだろう。
理科大は物理が激難化した。僕は「物理満点」宣言をして挑んだが、実際は1問解くことができず、時間切れとなった(共テ利用独自試験共に合格)。
また東大過去問に没頭。すると突然ホテルに行くといわれた。
そうだ、明日慶応入試だ。過去問1年分やろうかな。
僕はホテルで理科だけ解いた。しかし時間制限を間違えており、もはや対策としては意味をなさなかった。
慶応入試本番。高校範囲で基礎学力があるかどうかを試そうとする良問揃いであった。大好きだ、慶応。そう思いながら解き終えた。自己採点の結果は以下のようになった。
数学 115/150
物理 90/100
化学 82/100
英語 80/150
「基礎学力」を反映できる数理の問題と、日本語力が試される英語の問題を作成してくれた慶応を僕は大好きになった。
ちなみになぜ英語がこんなにとれているかというと、2023の慶応英語は東大英語で最も日本語力を要する「要約問題」と「和文英訳」を真似た問題が出題されたからである。僕はこのような日本語力が大事な英語の問題は得意であり、そのほかの問題では、文法や単語の問題はほぼ不正解だったが、「文章の趣旨」に関する高配点の問題はほぼ正解だった。要するに、運が良かったのだ。
そのまま早稲田入試にも突撃した。
早稲田は、数学が激易化で差がつかず、物理が激難化で差がつかず、化学は標準、英語は相変わらずの難易度であった。英語の試験時間中に寝てしまったのは反省している。
数学 75/120(大失敗)
物理 38/60(かなり高いらしい)
化学 35/60(ふつう)
英語 38/120(睡眠時間)
これでも合格したので、おそらく物理の得点調整があって差が開いたのだろう。
(僕は早稲田に問いたい。
数学を簡単に、物理を極端に難しくして女子率を上げたいのだろうが、わずかに女子率を上げる代わりに理系学部としてのレベルが大きく下がるだけである。
そもそも女子の受験率が低いのだから、そこを上げるべきではないだろうか。
これは某東大にも共通して言える。某東大の入試本部理事が言う「ジェンダー多様性」を実現したいなら、まずは受験率を上げる取り組みをせよ。)
そして僕は東大入試を心待ちにしていた。過去問を解いていて本当に楽しかったからだ。そんな期待を胸に本番を迎えた。すると、そこには地獄が待っていた。
「ジェンダー多様性」のために「英語ができる人」しか合格できなくなった東大入試2023
東大入試2023の特徴は以下のとおりである。
・国語と英語(文系科目)はやや易化→差がつく
・数学は出題傾向が変化。東工大のような「算数要素がなくガチガチの数学」になり、難易度も上がった。(1)が極端に簡単で、差がつかない。
・物理は出題傾向が変化。大問ごとに分野の隔たりがなく、融合されており、結果的に全範囲が出題された。難易度は過去最高であり、試験時間内に半分以上解くのはほぼ不可能。誰も解けない問題もあり、差がつかない。
・化学もかなり難化。例年は長文の説明文にヒントを隠すが、今回は会話文形式などでそこにはヒントは皆無。無駄である。何がしたいのか全く分からない。差がつかない。
果たしてこれが「日本最難関の理系入試」としての役割を果たしただろうか。
英語ができなければその地点で不合格が確定するのである。
また、国立なのに理科で明らかな大学範囲を出題して難易度を上げるという「逃げ」の選択をした東京大学には失望した受験生や教師も多いであろう。筑駒入試とは真逆である。
結果として、理Ⅰ合格者の女子率はあまり上がらなかったようだ。
自己採点結果は以下である。
国語 40/80
数学 55/120
物理 25/60
化学 36/60
英語 63/120
共テ 92/110
おそらくここから予想以上の減点もあるだろう。特に数学。
以下、簡単に感想を述べる
国語:漢文が難しいので時間をかけず5点取れればいいの意識→古文が簡単なので解答作成を丁寧に。→現代文は65分かけてとにかく考えた。
数学:過去問では4完が安定していたのに本番いざ解くと傾向も違うし難しい。全ての計画を変更して100分で6半→50分で1完。みんなもできてないだろうと思いメンタルは生きていた。
物理:まず、表紙の地点でページ数が例年より10ページ多く、数学の傾向変化&激難化からも全てを察する。とにかく分かったことは全て記述し、75分かけてなんとか25/60点分は正解を出した。
前の人が物理大問2/3白紙で空虚を眺み、隣の男子と斜め前の女子が試験後に泣いており、こっちまで辛かった。そもそも僕も、東大模試物理2回1位のプライドがズタボロにされて辛かった。
化学:物理の激激激激難化を受けて化学は簡単だろうと思ったらこっちも激難化。ここで悟りを開き、仏の心で問題文を読み、無駄な会話文にも付き合って有機以外を8割完答。20分で有機をやろうとしたがあまりに問題文が長く、大学範囲で、かつ難しいので憤怒。4問しか解けず、物理の部分点狙いの記述に切り替えた。
英語:傾向変化がなし。解いてて去年より簡単だったので、計画通り分単位で解いて行った。
リスニングがゴミ音質だったが何とか16/30取れた。英作文の点数は不明だが、何とか自己採点で60点は超えた。
総合:前代未聞の「文系科目で差がつく理系入試」という理不尽を経験し、同級生たちも憤怒していた。僕は東大が嫌いになった❗️慶應スキ-!
次年度以降の東大入試において皆さんが注意すべきことは3つある。
・とにかく英語を安定させること。
・採点は厳しいので、甘えた論述は絶対にしないこと。
・有機化学に時間をかけすぎないこと。大学範囲が出ているので無駄になる可能性が高く、かつ難易度も高い。
正直理系入試とは思えないアドバイスであるが、これが現実である。これでも東大に行きたい理系諸君は頑張るしかない。
追記:「自分の入試対策の甘さをジェンダー問題にすりかえている」という指摘があった。この指摘について、僕の反論を示す。
まず、入試においてジェンダー多様性を考慮し過ぎることに関する僕の問題意識は、「理系入試が英語ゲーになる」ということに対して向けたものである。
これは「入試の問題点」であり、記事内でも述べている僕の英弱は「僕の問題点」である。この違いに留意してほしい。
少なくとも僕が絶対に変えない信念は、再度述べるが「理系入試を英語ゲーにするのは絶対に間違っている」ということである。
短期間で確かな学力を得るために意識すべきこと
以上で述べたように、僕1年足らずで高校範囲の勉強を東大レベルまでもっていくことができた。しかし、それは決してセンスに頼っているわけではなく、しっかりと意識していることがあるからである。それを列挙する。
①好きな教科を2つ作れ
僕の場合は数学と物理である。好きな教科を作れば、皆さんならその教科に関しては必然的に得意になると確信している。
②難しい参考書に手を出すな
僕は青チャートや1対1、重要問題集など、標準レベルの参考書しかやっていない。なぜならば、問題演習は過去問や塾の教材で充分だからだ。もっともレベルの高い参考書は「新スタンダード演習」であり、皆さんなら高2でやるようなものである。基礎こそ徹底しよう。
⓷一部の分野は手を抜け
僕が手を抜いた分野は、有機化学である。結局やらなかったところはどこの大学でも出なかった。もちろん有機化学には興味がない。
ただ、僕の怠惰により英語も捨ててしまったので皆さんは絶対に英語を捨てないでください。
➃長期休みや自習時間は無駄にするな
僕は怠惰だが、筑駒での自習時間や放課後、夏休みはしっかり量を意識して勉強した。自習時間はまじめに自習しよう。
以上のことを意識すれば、文化祭に取り組みゲームをしながらでも基礎学力を身に着けることができるはず!
推定総勉強時間:2000時間
使用した参考書一覧(塾は除く)
古典
・学校の教科書
数学
・青チャート
・1対1対応(数研出版)
・新数学スタンダード演習(数研出版)
物理
・物理のエッセンス
・良問の風
・重要問題集
化学
・DOシリーズ
・重要問題集
英語
・ターゲット1900
塾の教材は、どの参考書よりも高品質である。塾の教材こそしっかり取り組むべきである。僕はそうしてきた。
ちなみに、参考書では数研出版のものを使うことをお勧めする。相当良い。
そして最後に、ひっそりと愚痴を書き残す。
東大入試を経験せずに東大入試を語る人は全東大受験生が嫌います。やめてーーーーーーうわあああああああああああああああ!!!!!!!
ジェンダー多様性の話はデリケートだけど、個人的に大きな問題点だと思うからあえて触れました。
※この記事は2023/08/31に消去します。